建物の安全で合理的な骨組みを考え、提案したり、調べたりするお仕事をしています。一般の方々には、あまりなじみのないお仕事ですが、少しでも何かをお伝えできたら幸いです。
構造設計者の日常
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外断熱工法について
2009年 10月 10日 (土) 02:26 | 編集
 外断熱工法は断熱材を外壁の外に貼る工法で
一般的に良くやられている内断熱工法と区別するときに使う言葉です。

 外断熱工法を使用して同時に①24時間換気システムと②断熱性の高いサッシを
取り付けることで高気密建物となり室内環境の真のメリットが得られます。
外断熱工法単体では壁の中に結露を起こしにくいというメリットしかありません。
 
 高気密住宅というと、外の熱が内に伝わりにくいので省エネで、室内温度が安定します。
反面密閉性が高くなるので、換気システムの充実を図らないと一酸化炭素中毒の事故
やホルムアルデヒドなど室内の空気の汚染による事故がおきやすくなる

また鉄筋コンクリートの建物などで
はコンクリートの熱をためる性能が高いので
断熱材の内部で温めにくくさめにくい室内環境になります。
要はさらに、室内の温度が安定する。
室内の温度が安定するということは血管の収縮による健康の悪化などが起こりにくい

鉄骨の建物では
鉄が熱をとてもよく通すので、内断熱を使用するとその部分だけ断熱効果が
得にくい(熱橋、ヒートブリッジという)のですが、これが外断熱では起こりません。

木造の建物では
あまり大きなメリットがない。
木は熱をためる性能がひくく、断熱性能がある程度あるため。



まとめると

外断熱のいい所は
・断熱材の切れ目が出来にくいので断熱性能が上がること
・壁の中に結露がおきにくいことカビが発生しにくい
・壁の中を通気することが出来ること
・温度収縮やカビが発生しにくいので建物の寿命が延びる


良くないところ
・なれた業者が施工しないとうまく出来ないときがある
・工事費がたかくなる。
・開口部の断熱性能を高める必要がある
・バルコニーなどの外部に突出する部分の断熱がしにくい。
・外壁材の張り方に制約があり、壁厚が厚くなる。
・24時間換気が必要になる。

自分としてはどちらの工法でもきちんと施工すれば
きちんとした建物になると思っています。
また高気密の逆である程度自然換気のある家も趣がありよいと思っています。

ようはどっちでもそれぞれメリットがあり一概にどっちがいいということはないです。
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